第十四回 ムール貝のスープ ビールの香り

「ムール貝の白ワイン煮」につづくムール貝料理の登場です。
今回はビールを使ってみました。軽いビールの苦味とムール貝の相性を「スープ仕立て」でご賞味ください。
材料 (4人分)
ムール貝 400g
玉ねぎ(中) 1個
セロリ 2本
ニンニク 1個
ビール 250cc 今回は日本製のビールを使用しました。
水  250cc
牛乳 250cc
卵黄 1個
バター 20g
小麦粉 40g
サラダ油
パセリ
器具 
鍋、濾器、木べら、泡立て

用意

ムール貝を洗います。
(掃除の仕方はこちらをクリック。)

玉ねぎはスライス。
セロリは水で洗い、根の方はスライス。
葉のほうはそのままにしておきます。
ニンニクもスライスします。
卵を卵黄、卵白に分けます。
卵黄を牛乳で解きます。
パセリはみじん切りにします。


調 理

1.ムール貝を開きます。
  鍋にサラダ油をひき、
  スライスしたニンニク、玉ねぎ、セロリを
  全体がしんなりするまで炒め、
  つづいてムール貝をそこに加えます。

2.ビールを鍋に注、一泡立てた後、水を加え、
  鍋に蓋をして、ムール貝が開くまで待ちます。
  (左写真)

4.ムール貝が開いたら、
  濾器を使いムール貝とスープを分けます。

5.バターで小麦粉炒めルーを作ります。
  (こちらを参照
  ムール貝を開いたスープでルーを伸ばしていきます。
  最初は木のヘラで、途中からゆるくなってきたら泡立てを用いて  伸ばしていくのがよいでしょう。(左写真)

6.伸ばしたスープに卵黄を解いた牛乳を少しづつ加えます。
  (温めすぎるとスープが分離してしまいます。)
  お皿に開けたムール貝を並べ、スープをひいて、
  刻んだパセリをかけたら出来上がりです。
  Bon appétit !


 シェフから一言 

シェ・ミカワに訪れたお客様の多くが、ベルギーの人たちは普段も変わったフルーツフレバーの付いたビールを飲んでいるのか、と問われます。
答えはもちろん「いいえ」で、ベルギーでも普段は日本製ビールと同じタイプ(ラガータイプ)の下面発酵ビールが多く飲まれています。
当然のことながら、日本製ビールと同じタイプのベルギービールは特長に欠け、舶来品としての価格、保存の面のデメリットがあって日本で見かけることは多くありません。
というわけで今回は日本製のビールを使用しました。
せっかくだから、ベルギービールを使いたいという方には前回(第十三回)と同じホワイトビールがおすすめです。
もうひとつ、今回は「スープ」の話を少し。
最近になって東京では「スープ専門店」なるものができ始めました。ちょっとした「スープ」のブームのようなものまで感じられます。
しかし、わたしの感じでは、近年のヨーロッパのレストランではメニューの「スープ」の存在が軽んじられています。スープといって私が一番先に思い浮かべるのは、一般家庭で毎日のように食卓に出る「野菜スープ」です。
栄養感が高く、簡単に作れる「野菜スープ」は日本の「味噌汁」の価値観に似てます。
「味噌汁とご飯」、「スープとパン」違った文化の中にも共通する食習慣はあるようです。
最近、皆さんは美味しい「お味噌汁」と「ご飯」を召し上がってますか?。

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